現代の資本主義の革命はネットで起こっている

今回は資本主義と革命の話。
資本主義の革命の場はネットに移ったという話。

資本主義の考えは努力すれば報われるというのがベースにある。
対象となる社会主義は、全員平等を謳っているので、努力と成果は全く無縁のものとなる。
それは社会主義の失敗と言われる要因の一つでもある。

ただ資本主義は失敗、というより敗北者に厳しい。
努力したから成功ではなく、努力したら成功するかも、のため、努力しても成功しない人が出る。
そしてそこには格差が生まれる。

成果というのは一定ラインを超えると累乗式に膨れ上がるものがある。
例えば初月に10個しか売れなかった商品が、次の月に20個売れ、
じゃあ次も10個増えるかと思ったら、倍の40個売れ、次も倍になる。
こうすると一度の成功で次の成功を呼びやすくなるので、ますます格差を生み出す原因となってしまう。
失敗は成功の母とは言うが、成功は成功を呼ぶということも覚えておかなければいけない。
もちろん成功に驕ってしまっては次の成功もおぼつかないとは思いますが。

そうすると格差が広がり続けるので、政府による再分配が起きる。
お金を持っている人から持たない人へというのは、この再分配機能の一つである。
この再分配機能が立ち行かなくなるとどうなるか。
世界史で見られるように革命が起きる。格差をなくそうとする動きである。


前置きが長くなった。
ではこの革命を現代で起こそうと思うとどうするかという話である。
今の日本において、これだけ法や環境の整備がなされ、その上に今の警察や自衛隊の力があれば、多少のデモや暴力騒動では国家が転覆するほどのことはそうそう起きない。
であればどうなるか。
個人的な考えにおいては、革命の場がネットに移ったのではと思う。

ネットでは顔のない弱者が一番強いという人がいる。
何を言っても何を書いても実害がほとんどないため、何をやっても大丈夫だからである。
政府や企業に対して悪口を書いたり、場合によっては炎上させたりしても、書いた本人にほとんど実害はない。
だがその被害を受けた政府や企業は、場合によっては退場させられてしまうことだってある。

そう、政府、政治家だって退場させられるのである。
これは一種の革命なのではないかと考えることがある。


これが正しいかどうかを議論する気はないけれど、もはやネットはそれだけの力を持っていると自覚して使うべきだとは思う。
簡単にアクセスできるツールにそれだけの力があることに自覚があるかないかだけで、ずいぶん向き合い方が変わるはず。
くれぐれも使い方には注意してほしい。

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