先にやっているから人が動いてくれるということ

得たいものがあれば先に与えるということは、時々耳にすることがあるかと思います。
物質としてのものもそうでしょうが、感情もそうでしょうし、その中で言えば信頼や義理といったものもそうでしょう。
与えたものが全て返ってくることはない(というより例え全て返って来ても気づくことが難しい)ので、等価交換というわけにもいかないですが、それでも先に与えるのが大事ということに変わりないと思います。


さて今日はその辺りの話をSNSをしていて感じたことと絡めて書いていこうと思います。
実験的にいくつかのSNSサイトに登録したり投稿するようになって、ちょうど1年くらい経ちます。
いくつか運用してみて感じるのは、繋がりが多いのもリアクションしていただくのが多いのも、こちらが先にいろんな人にリアクションしたSNSサービスです。

例えば、フォロワー数が4桁いて、
2割は先にこちらの投稿見てくださってフォローしてくれた方、
8割はリアクションしてくれたからフォローしようかなと思ってフォローくれた方、
くらいの割合が私の体感です。
つまり8割はこちらが先なのです。

もちろん投稿の内容だけで、フォローや繋がりを作れる人もいるのでしょうが、私が過去やってきた限りにおいては上に書いたような感じです。


割と高い頻度で、リアクション(いいね)してください、とか、拡散(シェア)してください、というのも見かけますが、見てみるとその人自身はあんまり他の人とつながろうとしていなかったり、他の人にはリアクションしないという人がいます。
「いやお前やってないのに、何で人には期待するんだよ。こっちが投稿したとき無反応じゃん」と思います。

別にリアクションすることが絶対大事とまでは言いません。
「私はただ好きなことを投稿したいだけなんだ」というならそれでいいでしょう。
ただ自分に注目を集めたいなら自分からリアクションしましょうよ、ってことを言いたいわけです。
普段からリアクションしていれば、自分が投稿した時に、「いつもリアクションしてくれてるしやってあげよう」みたいな人も出てくるわけです。
もちろんいいと思わないものにまでいいねする必要はないと思います。
最も成功する人も最も成功から遠いのも与える人らしいですからね、可能ならリアクションするものは選びましょう。
最も成功していた人々は「ギバー」、つまり「人に与える」人々でした。
「最も多く受け取る人は、最も多く与えている」のは真実でした。
では、逆に最も成功から遠いのは、どの人々だったでしょう?
実は、最も成功から遠いのは、どの職業をとっても、これも「ギバー」、つまり「人に与える」人々でした。

お願いするだけで人が動くなら苦労はしません。
先に自分がやっていると何人かが動いてくれるということを忘れないようにしたいと思います。

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