自利利他って自利が先なんですよね

自利利他という言葉を聞いてふと思ったことを記そうと思います。

まず前提として、「自利利他」とは、仏教用語で、
自らの悟りのために修行し努力することと、他の人の救済のために尽くすこと。
この二つを同時に行うこと。また自らの努力により得たものを他人にも還元する、他人の為に動くことで自分も成長し何かしらのものを得ることです。
という意味です。(出典:https://hasunoha.jp/questions/12873

難しく書かれている気がしますが、
「自分ハッピー他人ハッピー」くらいにとらえればいいかなと個人的に思っています。
最近だと「Win-Winの関係」なんてことが言われたりしますが、近い意味なのかもしれません。

さて今まではこの言葉を聞いても、特段思う所なかったのですが、
今回はちょっと思う所がありました。
タイトルにもある通り、自利利他って自利が先なんですよね。

何でこんなこと思ったかと言うと最近ある方から、論語と算盤の話をいただきました。
日本資本主義の父とも言われた渋沢栄一の著書です。
その方が言うには、論語と算盤は論語という単語が先にきていると。
語順にも意味があって、論語が先にあって算盤がそこに肉付けされていくと。
意味わかりづらいですが、語順にも意味付けがあるということです。

その上で自利利他という言葉を見ると、自利が先だなとふと思ったわけです。
意味のところにも書いていますが、「自らの努力により得たものを他人にも還元する」とあるように、
まず先に自分が得る、自分が幸せになってから、他人にそれを与えると考えるのが正しいのかなとふと思った次第です。
周りの人のためにお客様のためにというのがどこまで正しいかは私の論ずるところではありませんが、
自利利他という言葉を使われるなら、(他の言葉でも同様だと思いますが)
改めて意味や成り立ちを考えてみてもいいかと思います。



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