元号改正とシステム改修

今朝見た衝撃の一言は、
「今日で20代の昭和生まれが消滅し、30代の平成生まれが誕生した」だった森脇です。

今年は新しい元号の発表がありますが。
「昭和と平成」「1900年代と2000年代」というのが、「平成と〇〇」というのが出てくるのも遠い未来ではなくなってきたなという感じがします。
私自身は平成の世の中しか生きたことがありませんが、そのうち懐かしむようになるのでしょう。

元号の発表でいうと、いつ発表するかの時期がかなり騒がれていますね。
私のようなシステム開発の人間だと注意しないといけないなと身構えるのですが、関係ない人にとっては、時期くらいで何でそんなに騒いでいるのと思うのではないかと思います。
たぶん私もそうです。

「システム修正すればいいじゃん」と思ってるのではと思いますし、その通りなのですが、これがいろいろごちゃごちゃするのです。

2000年問題ってご存知でしょうか?
wikipediaにも載るくらい有名な話です。
西暦2000年であることをコンピュータが正常に認識できなくなるという問題
当時、想定された問題には、次のようなものがあった。
発電、送電機能の停止や誤作動とそれに伴う停電
医療関連機器の機能停止
水道水の供給停止
鉄道、航空管制など交通機能の停止
弾道ミサイルなどの誤発射。
銀行、株式市場など金融関連の機能停止
通信機能の停止
従って、コンピュータプログラムの訂正が世界規模で行われた。この修正作業に費用と期間が取られてしまい、中小企業などにおいて大きな打撃となった。
1998年12月には小渕恵三が自らテレビCMに出演し、2000年問題への注意を促した。
こんな風に年度の問題や元号の問題というのは意外に面倒くさいのです。

システムを作るというのは家を建てるのと同じで、
建てたい家を考える→設計書を書く→材料を用意する→実際に建てる→完成
という流れになるので、システム修正となるとこれを全部やり直しになるんですよね。
場合によっては家建て直したほう良くね?みたいなことになります。

まあ最近だと修正前提のシステムが多くなってきています。
思っているのと実際に出来たのが違うことも多いですし、時代の流れも早いので、いち早く対応するためとかが理由です。
なので最近作られたシステムだとこの辺りも考慮して作られてはいるはずで、実際どこまで影響でるかというのは、意見分かれるところだったりもします。

2000年問題みたいにそんなに大きく影響でないといいなと思います。

昨年そこまでシステムについて書いていなかったので、年初ということもあってシステムに絡めて書いてみました。
今年はどれくらい書けるかわかりませんが、見かけた際は温かい目で見ていただければと思います。

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