変化と継続の両輪を回そう

現状維持は衰退であるとの言葉通り、
個人にしろ会社にしろどこかで新しい取り組みをしなければならない。
否応なく世間の変化の渦には巻きこまれる。

私はスマホを持つのがかなり遅かったが、
今それなしで仕事をするとなると、不便だなと感じるだろう。
世間ではスマホが当たり前になってきたからである。

ただ逆の側面として継続が大事と言われるように、
同じことを愚直に続ける必要性に迫られる場合もある。
もちろん細かな改善をし続ける必要はあるが、
一度決めたことを最後までやり続けることが大事な場面もあるというのは、
それほど違和感はないことだと思います。

何が言いたいかというと、変化と継続は両輪だということ。
変化変化と言い続けて、手当たり次第に手を出してもいけないし、
俺はこれをやり続けるんだと言って、頑なに他のことに手をださないのもよろしくない。

こんな記事がある。
変化を望むあまり、新しいアイデアを耳にするたびにそれに飛びつく人の行動の軌跡は1.のようになる。(中略)ときには変化をこらえ、舵取りに慎重な2.のような人や組織のほうが、まだしも変化を成し遂げられるというものだ。
90度回って1歩進み、90度回って1歩進み、と繰り返していけば、
いずれは元の位置に戻ってしまう。
変化し続けているはずなのに、変化していない結果となってしまうのだ。

またこんな話もある。
「なんとか現状を変えようと、手当たり次第に様々な作戦をうってみて、うまく行ったものだけ残す、ということをやったんだ。いわゆる、PDCAサイクルっていうやつだ。」
「結果はどうだったのですか?」
「散々だったよ。」
「なぜ、今また成長軌道に乗ったのですか?」
「変化することをやめたからだよ。」
全部読むとわかるけれど変化を否定しているわけではなく、
長期的に腰を据える必要があるものまで、
変化という名目で短期的に成果が出ていないからといって、
単純に変えてはいけないと言っているだけである(と私は解釈しました)。

2つの記事自体が2、3年前と少し前の記事ではありますが、
今でもそんなに的外れでないように私は思います。


変化しチャレンジすることについて、見直し改善することはものすごく大事です。
間違った方向に行ってはいけないし、細かい改善と変化をしながら、
進む必要があります。
ただここは変化せずに続けるところなのか、粘るところなのか、
というのも考えなければなりません。
変化し続けて元に戻ってきましたというのを繰り返していると、
結局何も変わっていないということになります。
時々客観的に見てもらうことも必要かもしれません。

変化を主体的に起こすのも難しいし、継続するというのも難しい。
それをいかにバランスよくやっていけるか。
そんなことを考える今日この頃です。

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