変化のラグ

今週初めこんな記事を書きました。
「変化に慣れる」

それに関連してまた変化について書いてみたいと思います。
今日は変化の認識のラグについて。
ラグとは本来はコンピュータに命令してから結果が反映されるまでの遅延時間のことですが、
ここでは自分が変化をしたと思ってから周囲にそれを認識されるまでのズレの時間と定義して話をします。

以前「変わったよね」とありがたい声をかけていただいたにも関わらず、
頭に「?」が浮かんだ出来事がありました。
「何か最近変えたことあったけ?」という感じです。
もちろん無意識のうちにいい方向に変わっている可能性も否定できませんが、
話を聞いてみてもそうではなさそうだなと思いました。

このズレは何だろうと考えてみて、冒頭書いたようにラグ、
つまり自分が変化をしたと思ってから周囲にそれを認識されるまでに時間のズレがあったんだなと考えました。

例えばですが、自分の中では昨年新しい試みをたくさんして、行動も起こしていたけど、
周囲にその行動が認識されるようになったのが今年という感じ。
新しい試みが10個あれば、全て成果が出るわけではないので、
そのうちの一つが今年目に見える形になったからということなのかもしれません。

このことから私が思うには、変化は一朝一夕で起こせないものがあるということと、
他の人に変化を起こしてほしいと考えるなら、その人と自分の認識がズレてないか
考えておく必要があるということです。

大きな船は舵を切ってから針路が実際に変わるまでに時間がかかると言います。
大きな目標を持っていると、舵を切るという変化を起こしてから、周りが見てもわかるほどの変化が認識できるようになるまで時間がかかるということです。

地面に種を植えたら芽が出るまで、土の上からは状況がわからないけど、
土の下ではきちんと成長していて、最後には花まで咲かせるわけです。

自分は変化してるのに周りが気づいてない状況にあるなら、
大きな目標に向かっている証なのかもしれません。
(変化の方向性が間違ってないかの検証は必要ですが)

もちろん変化は最後は成果に結びつける必要はありますが、
周りが気づいていなくたって変化は変化、
自分だけはそれを認めてあげるのもいいのではないでしょうか。


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