ロールモデルは絶対に必要というわけでもないと思う

皆さんロールモデルはいらっしゃいますか?
いるとすれば素晴らしいなと思います。
是非その縁を大切にしてほしいなと思います。
ロールモデルとは、具体的な行動技術や行動事例を模倣・学習する対象となる人材。
多くの人々は無意識のうちにロールモデルを選び、その影響を受けている。「○○のようになりたい」という憧れは誰しもが持った経験があるだろう。
リーダーシップ開発では、より意識的にロールモデルを選び、分析したうえで学ぶことが求められる。ロールモデルを漠然と観察するのではなく、リーダーシップに関する何らかのモデルに基づきながら観察・考察すると、学び取るポイントもより明確になる。 
その上で今回の投稿はロールモデルはいなくてはいけないか、
という話をしようかと思います。

  ロールモデルがいるフリーランス

きっかけは、フリーランスのエンジニアの方からお話を伺ったとき。
身近にこうなりたいなと思う人がいなかった時に、
たまたま縁があった人が理想の生活をしていて、
その人みたいになりたくてフリーになりました、
と仰っていました。

聞きながら私が思い浮かべていたのが、
「この人にとって、その理想の生活をしている方はロールモデルみたいなものなのかな」
と思っていました。
ふとその時にロールモデルってどこまで必要なのだろうか?
と考えてしまいました。
そして躍起になるほど必要ないのではと思いました。

  ロールモデルによって得られること・懸念すること

繰り返しになりますが、ロールモデルがいることは素晴らしいと思います。
メリットとして、ロールモデルということは憧れの人のはずなので、
憧れの人がいるという事実は仕事のモチベーションになると思いますし、
将来なりたい姿が目の前にあるので、キャリアパスが描きやすい。
キャリアパスがあるということは、日々の目標も立てやすいし、
その人から学びを得ることも多くあると思います。
かなりたくさんメリットがあると思います。

しかし一方で、私が昔聞いた憧れの人に関する話で、
「憧れる限り、その人の8割くらいまでしかいけない」というのがあります。
憧れである以上その人が自分より上でなければならないと無意識に思うらしく、
超えないように自然にブレーキがかかるそうです。
同じような人材になる同質化の懸念もあります。
またこの激動の時代にそれまで活躍していた人をどこまで見本にしていいか
というのも少し考えてみていいかもしれません。

ただだからと言って、「自分が後進のロールモデルになっていくぞ!」
というのも違う気がします。
それよりは、なりたい自分の姿を想像し、それをロールモデルと仮置きしたほうが、
より自分の目指す方向に進めそうな気がします。

  ロールモデルがいなくても悲観することなんてない

そうなるとロールモデルがないことを
そこまで心配する必要がないというのが現段階の私の結論です。
入社の決め手の一つとしてロールモデルがいるかどうか、
というような話がありますが、私自身はあまり重要視したことなかったなと思います。

それよりこの人達と働いて楽しいかとか、
むしろどう周りの人とどう違うかとかを知る方が、
興味があったので、そういうとことばっかり見ていました。
その人みたいになりたいというよりは、
この人とどう協働するのがいいだろうといった感じです。

再三の繰り返しになりますが、ロールモデルがあることは素晴らしいです。
人を引き寄せる縁があるということの証明でもあると思います。
でもいないからといって成長しないとか、
未来が見えないとかそういうことにはならないと思います。

ロールモデルがいればその人を目指せばいい。
変化や成長に合わせてロールモデルが変化していってもいい。
いないなら自分の中から将来を考える時期がきたと思えばいい。

人にも時期にも環境にもよりますが、
執着しすぎず追いたいものを追えるようになっていけたらなと思います。

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