【読書日記】「好きなことだけやって生きていく」という提案

題名:「好きなことだけやって生きていく」という提案
著者:角田陽一郎
読了時間:2時間(279ページ)

自分の好きなこと、したいことをいかに取り入れ、自己実現していくか、
周りの人にそういった考えをどう伝えていくのか、
そういったものを考えてみたいと思って手に取ってみました。

  「好きなこと」仕事にしたいと思っているなら、既存のものと「好きなこと」の組み合わせを考えてみてください

経済学者の岸氏が講演でシュンペーターが言うにはという形で、
イノベーションとは既存×既存の組み合わせだと言っていました。
その理論でいくとAKBの握手券付きのCD販売もそうらしく、
お菓子業界では当たり前だったおまけ(ここでは握手券のこと)と
CD販売を組み合わせたことがイノベーションとのこと。
組み合わせの大事さがわかる言葉だと思います。

私個人としては、好きなことをどこまで仕事をするかというのは今も模索中ですが、
得意と好きを結び付けたいなという理想を持っています。
それは一人の中の”得意×好き”かもしれないし、複数人の”得意×好き+得意×好き・・・”かもしれませんが、どういった形にせよ、そういった世界を作っていけたらなと思います。

  ネット空間上では、企業より個人の方が信頼度(クレジット)が上である

どこに所属するかということもさることながら、
個人としてどう生きるかということをはっきりさせることの大事さを考えさせられます。
ホリエモンこと堀江氏が書籍のなかで、これからは企業という形ではなく、プロジェクト型の組織が増えていく。
それは必要なときに集まり、目的を達成したら解散し、必要になればまたその時に必要な人で集まる。
こうなってくると本当に個人でいかに力を持つかというのが必要かと感じます。
今流行りの働き方改革も最終的には個人として生きる力を身に着けようということだと思っています。
短時間で今まで以上の成果だったり、自分に合った場所を探し成果を上げるというのは、
結局のところどこかで個人の力をつける必要があるからです。
その一つの場所としてすでにあるのが、ネットという空間なのだと私は思います。

  まとめ

好きなことだけ、楽しいことだけで人生をどこまで埋められるのか、意外に難しさを感じます。
好きだからといって、得意とは限りません。
アインシュタインは「バイオリンがうまくひけるようになるなら、ノーベル賞と取り替えても良い」と言ったが、バイオリンで何か成し遂げたということは聞くことはありません。

ただ本書には、好きを仕事にできていない人は「好きに縛られている」、
仕事にできている人は「好きなことを創造できる」書かれています。
まずは好きなことを創造できるよう私も行動を起こしていきたいと思います。
そして得意×好きをたくさん世の中に作っていきます。

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