理念が必要な理由を再考してみた

会社の理念(=経営理念)はなぜ必要なのでしょうか?

何をもって社会貢献するか表すため、
社員をまとめて方向付けするため、
なんのために会社が存在しているのか表明するため、
社員と一緒に何を実現したいのかを示すため、
色々な意見があると思います。

ただ今回は、別に答えを出したいとか必要性を訴えたいとかではありません。
経営理念がなぜ必要かの意見の中で、個人的に面白いものを見つけたので、
改めて考えてみようと思った次第です。

その意見とは、「経営者を縛る制約」のために必要だという意見です。
何をするか、そして何をしないかの範囲を決めるためのもの。

例を上げると、MAP経営の理念は
「中小企業の輝く未来を創造する」です。

サービスを提供する先が中小企業ということで、(中小企業が日本を支えているという前提のもと)企業規模の制約があります。
輝く未来を創造するということで、自ら未来を切り開いていく志向性を持った人に、
サービスを提供するという制約があります。
こうすると確かにしないことが決まってくる=することに制約がかかっていると言えると思います。

資源の集中と選択が大事だとはよく言われる話です。
その選択が正しいかを売上や利益で測ってみるのもいいかと思いますが、
理念に沿って正しいかを考えてみるのも一つかもしれません。
そのためにはもちろん理念を作成している必要がありますが。

個人の理念を考える際にも、自分はこれを達成していくんだという視点にプラスして、
やらないことを決めるという視点で考えてみるのも面白いかもしれません。


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