自分が考える優れたリーダーに思うこと

今年参加した研修で、
「優れているリーダーだと思う著名人を3人挙げる」という課題がありました。

改めて考えてみるという意味を込めて、ちょっとまとめてみます。
特に啓蒙する意図もないので、軽い気持ちで読んでください。

  仰木彬

プロ野球選手・監督、かのメジャーリーガーのイチローが日本野球のオリックスにいた時代の監督。
イチローが「唯一人の師匠」と言うほどの人物。(イチローとの関係:Wikipedia


私が中学生の頃くらいに聞いたエピソードが未だに忘れられず、リーダーを浮かべてくださいと言われたときに真っ先に浮かびました。
イチローが二軍でプレイしていて、振り子打法という独特の打法でプレイしていた。
その打法を変えないと試合に出させないと言われ、悩んでいたところに、仰木監督が就任し、才覚を見抜き、一軍に抜擢したというエピソードです。

一言で言えば、特徴を見抜き、活躍の場を与えただけではあるのですが、これがなかなか難しい。
そこをやってのけるのがとても素晴らしいと感じています。

  本田宗一郎

「会社のためでなく、自分のために働け」と言ったという話が好きで、しかもその上であれだけの会社、ホンダを作りあげたのがものすごい。

大学時代のあるときに、きっかけは忘れたけれど、人のために何か行動することを、今後一切やめようと思ったときがあった。
理由は、「あなたのためにやって(言って)あげたのに」をなくすためである。
助言なり行動するのは、自分が相手に幸せになってほしいからであって、それは相手のためではなく自分のためにしていることのはずである。
だから人のためっていうのにものすごく違和感を感じたし、
しかもあなたのためと言ってしまうと、見返りを求めやすくなるのが、かなり嫌でもあった。
なので、人のためというのはやめて、単純に目の前の人に幸せになってほしい。
そのためにすることは全て自分が勝手にやっていることだから、見返りは求めないよ、というのをずっと思ってきた。

その辺りでは、この話にもものすごく共感できる。
「滅私奉公なんて、無用の長物ですよ。欲望や私的な目標がない人が、会社に貢献できるわけがない。」
「まずね、自分の欲や目標がきちんとあること。それが、いわゆる「できる人」です。」
「次にそうやって頑張った結果が、会社のためになればもっとよい。それができる人は、「出世する人」です。」
「自分が会社のためにやったことが、世間のためになればなおよし。それができる人は、「会社を大きくする人」です。」
「自分が幸せになったら、絶対人のことも幸せにしたくなるからです。だから幸せな人だけ出世して欲しいんですよ」
自分のために周りの人を幸せにできる人でありたいと思う。

  アンドリュー・カーネギー

アメリカの鉄鋼王。墓碑に書かれた文言がとても好きなので、挙げてみました。
「自分より優れた者に協力してもらえる技を知っている者、ここに眠る」、
これはピーター・ドラッカーが「これほどの自慢はない」と評するとのこと。
(墓碑の翻訳については、人によって多少の違いはあれど、人の力を借りることの達人だったとのこと)

当たり前ではあるけれど、何かを成し遂げるのに、一人の力では出来ることはたかが知れていて、他人に協力してもらう必要がある。
その時に、他人に協力してもらう能力(というより人柄とかなのかもしれないが)に長けているというのは、リーダーとして重要なことなのではないのかなと思う。



縁に感謝してこれからの一日を過ごそうと思う。

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