【読書日記】三日間の幸福
題名:三日間の幸福
著者:三秋 縋
自分の寿命の金額がいくらだったら売るんだろうなと考えますが、そもそもどんな値段ついても売りたくない、むしろ買いたいという人もいるんでしょうね。
今回この本を題材に投稿してみようと思った理由が、失敗について考えさせられる一文があったからです。
最初にそのことに触れて、あとは全体的な中身に簡単に触れてみることにします。
その考えさせられた一文がこちらです。
成功するには失敗を乗り越えて、みたいな話はよく聞きますが、じゃあ失敗したからといって成功するわけではない。
最初から失敗を目指す人なんていないわけですけど、本来失敗と成功に因果関係はない。
わかっている人には当たり前の話ではあると思います。
ただこんがらがって考えると危ないなとふと思った次第です。
例としてふさわしいかわかりませんが、
コイントスをして、10回連続裏が出ました。
さあ次はどっちが出ると思いますか、と問われたらどう答えるか。
表も裏も出る確率は一緒なのに、なんか表が出るほうに期待したくなるじゃないですか。
でも本来関係ないんですよね。
同じようなことを何か決めるときにやってないか気を付けようと思います。
さて話の中身についてですが、個人的には物語としても面白いと思っています。
寿命を売るまでの過程、そのあと出会った人たちとの邂逅、そしてタイトルの意味。
監視員とのやり取りなんかも見どころだと思います。
こういうのってどこまで書くとネタバレになるんでしょう。
どうあれど幸せを掴むことについて一考することが出来ると思うので、よろしければ読んでみてください。
著者:三秋 縋
前回の動画の内容に続いてでもないですが、前回が「才能の数値化」なら、今回は「寿命の値段の数値化」です。【概要】どうやら俺の人生には、今後何一つ良いことがないらしい。寿命の“査定価格”が一年につき一万円ぽっちだったのは、そのせいだ。未来を悲観して寿命の大半を売り払った俺は、僅かな余生で幸せを掴もうと躍起になるが、何をやっても裏目に出る。空回りし続ける俺を醒めた目で見つめる、「監視員」のミヤギ。彼女の為に生きることこそが一番の幸せなのだと気付く頃には、俺の寿命は二か月を切っていた。ウェブで大人気のエピソードがついに文庫化。
自分の寿命の金額がいくらだったら売るんだろうなと考えますが、そもそもどんな値段ついても売りたくない、むしろ買いたいという人もいるんでしょうね。
今回この本を題材に投稿してみようと思った理由が、失敗について考えさせられる一文があったからです。
最初にそのことに触れて、あとは全体的な中身に簡単に触れてみることにします。
その考えさせられた一文がこちらです。
失敗の反対は成功ではないという当たり前のことを再確認できました。多くの失敗者は、あたかも、次の人生があったらそこでは大成功できるとでもいいたげに失敗を語る。これだけ辛酸を舐めたんだから、もう失敗することはないと考えてるんだ。しかし奴らは根本的なところで勘違いをしている。失敗者は、確かに失敗については熟知しているだろう。だが失敗を知ることと成功を知ることは、そもそも、まったくの別物なんだな。失敗を直したところにあるのが成功ってわけじゃねえんだ。そこにあるのは、あくまで灰色の出発点だ。そこんとこを、失敗者どもはわかってねえのさ。
成功するには失敗を乗り越えて、みたいな話はよく聞きますが、じゃあ失敗したからといって成功するわけではない。
最初から失敗を目指す人なんていないわけですけど、本来失敗と成功に因果関係はない。
わかっている人には当たり前の話ではあると思います。
ただこんがらがって考えると危ないなとふと思った次第です。
例としてふさわしいかわかりませんが、
コイントスをして、10回連続裏が出ました。
さあ次はどっちが出ると思いますか、と問われたらどう答えるか。
表も裏も出る確率は一緒なのに、なんか表が出るほうに期待したくなるじゃないですか。
でも本来関係ないんですよね。
同じようなことを何か決めるときにやってないか気を付けようと思います。
さて話の中身についてですが、個人的には物語としても面白いと思っています。
寿命を売るまでの過程、そのあと出会った人たちとの邂逅、そしてタイトルの意味。
監視員とのやり取りなんかも見どころだと思います。
こういうのってどこまで書くとネタバレになるんでしょう。
どうあれど幸せを掴むことについて一考することが出来ると思うので、よろしければ読んでみてください。
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