継続できるのは100万人に1人

昔、とあるセミナーの講師の方に質問した人がいました。
「そんなにノウハウを包み隠さず公開しても大丈夫なのですか?他の人がマネしたらとは考えないのでしょうか?」
そうすると講師の方が答えました。
「何も問題ありません。仮にセミナーの出席者が100人いたとして、そもそもきちんと聞いているのは10人しかいません。さらにその中で行動に移す人はたった1人です。だから私のノウハウが広まることはないので、全く問題がないのです。」

フリーで活躍されているある方が言いました。
「実際に行動しようと思う人が1万人いたとして、行動を起こす人は100人いる。そこから1年間続けられる人は1人しかいない。だから皆さん続けるだけで特別な存在になれます。」

これを全然別の場面、年をまたぐほど期間を置いて聞きました。

その中の現時点での私の結論は、
「一つの知識や情報に触れる人が100万人いるとすると、
 その知識や情報を使って行動しようと思う人は1万人いて、
 その中から実際に行動する人は100人いて、
 それが1年続けられる人は1人しかいない。」
つまり継続できる人は100万人に1人しかいないのではないかということです。

その上でやっていくべきことは1段階ずつ超えていくことだと思う。

自己啓発でもセミナーでもなんでもいいけれど、何か役に立ちそうなことが聞けたら
まずは行動しようと決意しよう。
人に宣言してもいいし、紙に書いて家の壁に貼ってみるのもいいと思う。
目標も必要であれば設定するべきである。
それでまずは100人に1人の人になれる。

次に実際に行動しよう。
0の実績を1の実績にしよう。
ホリエモンも言っているではないか。
「スタートラインはゼロ。ひとつずつ足し算していくしかない」と。
行動してしまえば1万人に1人の人になっている。

あとは継続するだけだ。
1年継続するだけで、なんと100万人に1人の人である。
といっても継続は難しい。
個人的なコツとしては、何回か書いたこともあるが、
徹底的にハードルを下げることにあると個人的には考えている。
その目的は継続を楽しむことにある。
続けることが楽しいと感じてしまえばこっちのものである。
(参考1:本を読むことって本当に必要なのだろうか?(続き1)
(参考2:【読書日記】小さな習慣

月に10冊の本を読んでしんどくて挫折してしまうより、
月に1冊でいいから1年続けてみよう。
いずれ10冊を超えるし、そのころには楽しくなって、ペースが上がっているかもしれない。
そうすれば2年、3年と続けられる。
その頃には挫折した人よりはるかに高みにいるはずである。
遅い?数が足りない?気にする必要なんてない。
そのあと成果を出して見返してしまえばいいのである。
着実に成長していることを自分自身がわかっていれば何も問題はない。
成長の実感がなくても続けられていることそのものが成長である。

もちろん撤退するべきときはしなければならない。
成果が出る見込みのないものをいつまでも続けることはできないし、
新しいものを始める空きを作るには、継続をやめるのが手っ取り早い。

だけれど継続もせずにつける見切りなんて、失敗したなんて言えないことが多いように思う。
続けて粘って、それでもだめだったときに初めて失敗と言える。
そうすればそこから学ぶことは当然ある。

さて自分はちゃんとできているだろうか?
1歩ずつ1段階ずつ超えて継続していこう!

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