【読書日記】人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている

題名:人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている
著者:ふろむだ
【概略】
実力を磨くよりも、はるかに人生を好転させる
「錯覚資産」とは何か?
誰もが一度は思う
「なんであんな奴が評価されるんだ! ?」の謎を解き、
「誰にでも使えるズルい武器」として解説する異色作。
本書を読み終えた後には、誰もが
人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている
というタイトルに納得しながらも、
そうした世界でどう生きるべきかを考え込んでしまうはずだ。
錯覚資産を利用して活躍しようというのが趣旨になる本です。
こちらの方の記事がかなり詳しく書いています。(「人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決っている」は恐らく世界初の応用行動経済学本である

ちょっとかみ砕いて書くと、容姿の良い人の方が採用されているが、採用した人は容姿で採用したと思っていない。
容姿の良い人が優秀だと誤解するのである。
直感はイメージを抱くというより、直感そのものが書き換わるという風に締めくくられています。
リンク先と同じことを書いても仕方ないので、自分の中で印象に残ったことを書いていこうと思います。

  「失敗は成功の母」というが、成功のほうがはるかに成功の母

成功すれば、いい環境が手に入りさらに成長するし、チャンスも回数与えられるので、成功する確率があがってくるとのことで、確かにその通りだなと思いました。

別の話ではあるけれど、昨日受けた研修で、成功の要因は「才能1割、努力2割、運7割」と登壇された方が仰っていました。
本書でも同じで、成功するかは運にかかわってくるので、回数をこなす必要があると。
ただ回数をこなすチャンスをどこまで与えられるかというのは成功、もっと言えば目標達成した人の方がチャンスを与えられる場合が多いかもしれない。

  数字は錯覚資産を生みやすい

筋トレを1年365日続いているというと、その人は継続ができそうな気がする。
社会人になってから1年に1回のペースで資格取っていたら、勉強するのが得意そうな気がする。
半年でフォロワー0から500人に増やしたら、SNSに造詣が深いと思う、
と人は勘違いしやすい。

能力があっても次に成功するかとは相関があっても、それは成功確率を上げるものであって、成功を保証するものでもない。
ただ次も成功しそう・・・と錯覚するため、人や資産が集まるため、その錯覚によって
成功する確率が自然と上がってくる。

これは先に述べた成功は成功を生むと同じで、成功したら次も成功すると思うから、ものが集まり、成功率があがってくるというものです。

  まとめ

錯覚資産を利用するか否かは別として、人は錯覚する、もっと言えば、直感を書き換えるということを知っておくのは良いと思います。
本書に書かれていますが、本当に能力ある人と能力があると錯覚される人では、最後には錯覚された人の方が成長してしまう、という現象も発生してしまいます。
学歴なんかで判断しないと思う頭のいい人ほど、容姿なんかでは判断しないと思う優秀な人ほど、この錯覚に騙されやすいとのことなので、
頭の片隅にでも入れておくといいかもしれません。

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