【読書日記】運の技術 AI時代を生きる僕たちに必要なたった1つの武器

題名:運の技術 AI時代を生きる僕たちに必要なたった1つの武器
著者:角田陽一郎
概略
明石家さんまさん、キングコング西野さん、堀江貴文さんなどなど。
バラエティプロデューサーとして「運がつきまくっている」人たちを長年にわたり見てきた著者が出した結論!
それが“「開運」の仕組みは論理的に説明できる”です。
本書はスピリチュアルな精神論やオカルトの類いとは距離を置く、いわば「開運の実学」を記した「運の技術」の本。
実用書、テクニック集です。
運の話で有名と言えば、松下幸之助が面接で運が悪いと答えた人はどんなに学歴や面接がよくても不採用、という話が有名でしょうか。

  「誰も勧めていないんだけど、自分的にはすごくいい!」を見つけた人が、実は一番運がいい

私は大学生のときから図書館にときどき行って、本を借りてきます。
図書館の楽しみの一つが、「世間的には無名っぽいけど、自分の中では100点の本を見つけたとき」です。
公立の図書館に行くと、有名どころの本も多少はありますが、
ジャンル問わず、年代問わず、人気があっても平積みもされないので、
いろんな種類の本を見ることが出来ます。
その中から自分だけがこの良さを知っているみたいな本に出会えると、かなり嬉しいです。
本屋だと売れない本を置くわけにはいかないと思っているのですが、
図書館だと普通に探すだけだと見つからないだろうなと思うものまで見つかるときがあるので、
宝探しみたいで楽しいです。

  心がけるべきは「手持ちの絵具が12色しかないけど、どうやって表現豊かな絵を描けるか」を考え抜くこと

手持ちの材料、少ない材料でいかに成功に導くか、想像力・創造力を働かせられるかを改めて考えさせられました。
本書の中では、1万色の絵具を用意して、プロの方に好きな絵を描いてくださいと頼む創造力のない人が実際にいたとのこと。
確かに派手だけど、そもそも用意すること自体が現実的ではなく、嘘つきになってしまうと。(1色作るのが1,000円だとしても相当額のお金がかかり企画自体がとん挫する)

「常に手持ちの材料で前に進む癖をつけよ」というのを昔教えていただいて、それをずっと心に刻んでいます。
万全の状態で物事がやってくることなんてないので、いかに手持ちの材料で前に進むか。
ないものねだりをせずに行動していけたらなと改めて思います。

  まとめ

運がどう絡むかという話自体より、人としてこういう風に行動したほうがいいよ、というのが書かれているものとして読んだら面白いと思います。
それが開運の仕組みは論理的に説明できるというところになるのでしょう。

渦巻思考(=去る者は追わず来る者は拒まず)の考え方が一貫して書かれているので、
渦を大きくして、出ていくものが大きくなるかもしれないけれど、
入るものも大きくして、形に残るものを生み出していけたらなと思います。

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